カッティングに触れてみよう!①

初めまして! Lions guitar教室

代表講師の桐本です

今回はここ最近質問として増えている「カッティング」について解説していこうと思います

やってみたけどニュアンスが難しい! かっこいいからやってみたい!などなど初めて触る方~もっと上手に弾くコツが知りたいという方まで分かりやすくお伝えできればと思います!


【1.カッティングとはなんぞや!?】

そもそもカッティングってどんな奏法なの? 名前は聞いたことあるし見たことあるけどやってることがよくわからない方はここから理解を深めてください!

そもそもカッティングとは1つのテクニックに対する奏法のことをいうわけではなく、

複数の奏法を織り交ぜて演奏する奏法のの総称のことを指しています

分かりづらい方はこちらの例を!!


まず「果物」という単語をイメージしてみてください

果物と言われてイメージするものはイチゴだったり、バナナだったり、リンゴだったりと人により色々なイメージが湧くと思います

しかし! このイチゴだけのことを果物というのはちょっと違いますよね

果物という大きな枠の中にイチゴがあるだけでイチゴ=果物ではないということです!

カッティングも同じくカッティングは複数の奏法の中の大きな枠組みとして考えてください


今回はその中でもカッティングの歯切れ良いサウンドを作る為に重要な「ブラッシング」と呼ばれる技術について解説していきます!


【2.ブラッシングとは】

まず下記の画像を見てください!



注目するポイントは✖(バツ)マーク!

こんな譜面みたことないでしょうか? これがブラッシングを行ってくださいね! という譜面の指示になります

ブラッシングとは弦をミュートした状態のまま、ピッキングをし、ミュートした音を出す奏法のことです

やり方はシンプル!

左手人差し指で6弦~1弦まで好きなフレット上に軽く触れさせるように置いてください! そのまま右手はストローク!

これがブラッシングという奏法です!

実際に行ってみるとジャッ ジャッっと音程が全くない音が出るのが分かるかと思います


このように音程を出さずに打楽器的なサウンドを出すことが目的となる奏法でサウンドの雰囲気を出すことや装飾的な意味合いで使用されることが多い奏法です。


今回の奏法で最も重要なのがミュートと呼ばれる音を出さないテクニック!

先程は軽く弦に触れた状態でしたが逆に完全に離してみる・完全に押さえつけてみる

こうするとどうでしょうか? 当然ながら音は出てしまいます


【カッティングフレーズ1】

カッティングに必要なブラッシングに触れてみた方はついにカッティングに触れてみましょう

フレーズはこちら!

使用するコードはGm7! いわゆるコードカッティングと呼ばれるコードを主体としたカッティングフレーズです

やり方は簡単!

1.Gm7(TAB譜通り)を押さえる

2.ダウンピッキングでストローク

3.オルタネイト(ダウンアップを交互)でアップストローク

4.アップストローク時はブリッジーミュートに切り替える

5.オルタネイトでダウン・アップとブリッジミュート

6.「1.」に戻る


拍の1発目にコードの音を鳴らし、その後3発は「ブラッシング」という単純なフレーズです


ポイントとなる部分は1つめは「3.」のオルタネイトと呼ばれるダウン・アップを常に継続させるという点です

これが乱れてしまいダウン・ダウンなどと崩れてしまうとリズムも同じく狂いやすくなってしまうため、ゆっくりの速度でオルタネイトが継続し続けていられているかを目視で確認してください 慣れてきましたら、音を出す箇所はダウンですのでここを目安に確認してください


次に大きなポイントでカッティングで一番重要な部分となる箇所が「4.」の

ブラッシングへ切り替えるという点になります!


やり方はブラッシング時にGm7の形のまま力を抜くだけです

指を移動させたりしてしまうとミスする可能性が増えてしまうことになってしまう

のでどの動作もできる限り、最小限にを心がけてください!(この考え方は他の奏法でも大切になってくるのでここだけでも覚えて帰ってください!!)

どれくらい力を抜けばいいのかは【ブラッシング】の項目で練習した力加減を思い出しながら行ってあげてください


カッティングという奏法でイメージするのが右手を素早く振って・チャカチャカとする弾き方が想像しやすく、見本としてしまいがちですが序盤で大切なのは右手の振りよりも圧倒的に上記の左手のミュート技術になります


これが曖昧であったり、連続して鳴らしてしまうとただのコードストロークとなってしまいます

イメージからはやる気持ちは分かりますがどうぞここは抑えて、自身で余裕を持って扱える速度でなによりも確実に切り替える練習をここでは重ねてみてください


【カッティングフレーズ2】

フレーズ1を弾ききることができたら続いて1のフレーズをもう少し、複雑にしたものをやっていきましょう!

まずはTAB譜を確認してください

フレーズ1との違いは鳴らす場所が複雑になっていること!

ただただこれだけかと思いきやですが実際にやってみるとニアミスが増えるフレーズになっているかと思います

注意するポイントはフレーズ1と同じく「オルタネイトを継続すること」

「ミュートの切り替え」という2点です

今回もオルタネイトで弾くということはアップピッキングで音を出す箇所が出てきますね


1つの動作だけでみると簡単なのに連続したフレーズだといきなり難しくなることはギタープレイの中で非常によく出てくるものなのでこちらもフレーズ1と同様に自身の扱える速度・正確にということを絶対に忘れずに練習を重ねてみてください!


【まとめ】

今回はカッティングの導入ということで大切になるポイントと練習フレーズをお伝えしました


このポイントや練習で得る経験がフレーズが難しくなろうが・長くなろうが根幹は全く一緒です!

つまり今回の記事の内容がしっかりと理解できれば今後のフレーズがすぐに弾けたり、理解の速度がめちゃくちゃ上がってくると思います


よく私のレッスン内でもお伝えしていることですが練習フレーズや普段のポイントの意識というのはそのフレーズ単独を弾くためだけのものではなくで自身の基礎レベルをあげることや考えをよりよくしていくものです


このフレーズが弾けてどうなるんだ!という考えにもなってしまいますが、確実にレベルアップしていける内容となりますので練習フレーズが弾けるようになるということは自身が弾きたい曲・やりたいことの練習ともなっているので焦らずに確実に今回の内容を習得して頂ければと思います!


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