楽曲を聞くときのギタリスト的目線


Lions guitar教室 講師の桐本です

今回は「楽曲を聞くときのコツ」という質問に対して深堀して言った内容となります

楽曲を聞く際に意識するポイントとしては


①曲の構成
②コードの働き
③ギター全般


と分かれています

これをどんな風に把握しているのかを私なりの考え方で解説していきます。


曲の構成ですがまずは大まかに聞いています

例えばですがイントロが存在するのかなどすごく大きな視点でのお話ですね

楽曲によってはイントロなしでサビ始まりなどもロック調の曲ではよく聞くことがあるのではないでしょうか?

これと同じくエンディングもだんだんとゆっくり終わっていくのかいきなりバツンと切れるように終わるのか

この終わりと始まりはずれてしまうと非常に目立ち、せっかくの雰囲気も壊れてしまうような箇所となりますので注意深く聞くようにしています

そのあとに細かなA、B、サビ、間奏など全体の構成や転調やCメロの有無などどんどん細かな個所を聞いていきます



コードの働きについては少し理論的な内容も含まれてきます

これはAメロではV7→I△7での流れが大きく扱われていたのにBメロからはV7→Ⅵm7への動きへと変わったなとコードの役割が同じでも雰囲気が変化するポイントを重点的に押えていきます

このようにポイントは必ず曲の雰囲気を変化させたい、新たな場所へと連れて行こうと考えて作成されている為、実際に演奏するときもアクセントや奏法により変化を付けることが非常に多いため、押えておくと曲調に合わせた演奏ができます

最近の楽曲では「ドライフラワー」や「マリーゴールド」などが分かりやすくて聞いたこともある人が多いのではないでしょうか?


ここでギター関連に入ります どんな音作りなのか、使っている奏法や本数、アクセントなどです しかしながら①,②と必ずここは共通したポイントとなります

①②でなにかしら変化が起こった個所というポイントはギターでもやはり変化が付けられることが多く、その為にテクニックやアクセントなどで変化を付けていることが多いのでギターだけをしっかりと聞くよりもまずは先に全体の構成や働きを頭に入れておいたほうがしっかりと曲の理解が進みます


このようにギタリストでもまずは曲を俯瞰して捉えるというのは大切でそれが結果としてギターの演奏へと繋がってきます

これがないがしろになっているとただただ耳コピした結果こんな技術を使っているから真似しただけや意味も分からずアクセントを置くといった結果となってしまい、次への応用に繋がらなくなってしまいます

その為できる限り、自身で練習する曲はまずは大きく聞いてあげることを意識して行ってみてください。

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