公式バンドスコア(TAB譜)の間違い
こんにちは。 桐本です。
本日はレッスン内で生徒さんから頂く、よくあるお悩みとしてバンドスコアが間違っているという内容が挙げられます。
「公式のバンドスコアなのにフレーズが違う!」
「ポジションがどうしても追いつかない」
等ですがどのような間違いがあるのか・どうしてそうなるのかについて解説していきます。
まずはよくある間違い例からです。
[間違い例]
1.音が間違っている・抜けている
そもそもの音が違っている場合や音が足りていない場合です。
2.ポジションやフレーズの繋ぎ方がおかしい
これは音は合っているが明らかにポジションが次のフレーズへの接続が意識されていない・ポジションの把握がおかしい場合です。
どちらの譜面もドレミファソラシドと表記されている譜面ですが2枚目は無茶苦茶な動きです。 極端な例を提示しましたがこのようにポジションや次のフレーズの接続が考えられていない間違いもあります。
3.ニュアンスの間違い
音源ではスライドが使われている場面でチョーキングで表現されているなどのニュアンスの間違いです。
ギターは独特の表現や奏法が多く登場するため、採譜の際に間違いが起きやすい部分となっています。
間違いが起こる理由1:採譜者が別パートである
例えばピアノを主軸にしている方が採譜し、ソフト上でTAB譜に直している場合などが例となります。
理由2:採譜者の聞き取り不足
単純に見落としてしまった場合などのパターンです。
人間である以上ミスはミスは起こり得るものですが採譜での間違いの半数以上は実際に1通り譜面通りに弾いてみると気付けます。
私自身も採譜を行う際は必ず1度自身で演奏し、運指ので最適化や表現のずれがないかを確認しますが、これが行われているかどうか疑わしい譜面があることも事実です。
すべてが当てはまるわけではないですが譜面のチェックが甘いことも多い譜面を実際に演奏し、ミスとして認識されてしまうのは演奏者であるためミスがあるほうが悪いというだけではなく演奏者である私たちは自衛する力を持つこともやはり大切な事柄だと思います。
その為、譜面に書かれていることをすべて信じるだけでなく、より効率がいい移動はないか、最適なニュアンスはないかと常に思考しながら譜面に向かうことが必要です。
またTAB譜のみを見ている状況とコード進行・5線譜まで見れている状態とでは間違いに気付けるヒントの多さが違います。
少しでもいいので「ここなんだかおかしいなぁ」と思った際にはコードがどうなっているのか5線譜はどのように表記されているのかといったことまで見えるとよいと思います。
少しでもギター上達の手助けとなれば幸いです。
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